このピアニストをご存じだろうか？

小生がこのピアニストを知ったのは今から１３年も前になる。

これでもう判った人はエライ！

デビュー当時はかなり話題を振りまいたが、９９年を最後に活動を停止していた。

 この人はこの日の共演者の川島哲郎さん(sax)

予定ではカルテットだったのが急遽変則的なピアノとサックスのデュオとなった。

ここまで来ればもうお判りですね。

そう、大西順子さんです。

２００５年から活動を再開したらしいが、こんな大物ピアニストのライブが割と近くのレストランで聴けるなんて．．．、

チャージがたったの￥２，５００．．．、しかもかぶりつきのポジション。
ものすごく得した気分であった。

デビュー当時からすれば歳月が経ち、本人もすっかり年をとったと言っていたがなんその．．．、

もとより大人びた顔立ち故にその美貌はちっとも変わっていない、すっかり落ち着いたその雰囲気には何処か安心感が漂う。

いや、ルックスの話よりもやはり気になるのは彼女のピアノ演奏とその音楽性である。

川嶋氏は一流のサックスプレーヤーでもちろん素晴らしい演奏を聴かせてくれたが、久しぶりに間近で見る”ナマ”の”大西順子”ピアノプレイに完全に心奪われてしまった。

別にソロでイイじゃん！（ゴメンナサイ）
と思ったほどピアノ以外の音は覚えていない(^^;)

今時の女性ピアニスト達とは一線を画すパワフルで実に闊達としたフレーズはやはり彼女独特のものだ。

Photographs & Copyright©  S,Suzuki