オールホーン3way Speaker since Jan 2007. |
メインスピーカー を紹介します。
ホーン型スピーカーが必ずしも理想の電気音響トランスデューサーと言うわけではありませんが、高能率が大きなメリットです。 なんと言ってもその核となっているのは2インチコンプレッションドライバーとウッドホーンです。これを上回る音はなかなか無いでしょう(^^; |
■ 理想はマルチアンプ駆動 |
言わずもがなマルチアンプ駆動の方がLCネットワークよりも特性のコントロールが楽です。
なぜなら、SPの場合には振動板の共振等によってインピーダンスが一定にはならず個性的なカーブを描いて変化します。そのためネットワークの特性が計算で得られた通りの特性にはなってくれず、ユニットに合わせた補正が必要になるのは諸兄もご存じのことと思います。対するチャンネルデバイダーでは分割後に接続されるアンプの入力インピーダンスは通常一定で、SPの様には変化しませんので計算 で得られた特性がそのまま実現可能です。
しかし、チャンネルデバイダーでも急峻なスロープ特性(12dB/oct、18dB/oct)のフィルターの位相問題はネットワークと同じでフラットにはなりません。
もちろんネットワークよりも6dB/octスロープによるマルチアンプ駆動の方が良い結果を得られます。しかし、マルチアンプ駆動するには分割する帯域の数だけアンプを揃えなければならないし、当然そのクオリティ・音質傾向も揃わないと音がまとまらない危惧があります。 さらにはアンプの台数分の消費電力が増えるので特に発熱量の多い管球アンプでは躊躇してしまい がちです。
そして、マルチアンプ駆動にしてしまうと自作派にとって困るのはアンプ単体のチェックが簡単には出来なくなってしまうこと。
アンプのチェックをする度にSPユニットの結線を繋ぎ換えてネットワーク方式に変更するのはいささか不便です。
30年くらい前のメーカー製のようにスイッチで切り換える手もありますが、インピーダンスが数Ωの電気回路でロータリースイッチのように容量の小さな接点を増やすことはどう考えても賢明ではありませんし、やるとしても端子板やバナナプラグ等によるパッチパネルタイプの接続切り換えが妥協出来るギリギリのセンじゃないかと考えます。
と言うわけで、今現在はCSPPアンプ3台による3Wayマルチアンプ駆動ですが、元々はクロスオーバーを700Hzと7000Hzに採った6dB/octネットワークによる3Way構成で した。もちろん、各ユニットの振動板位置を鉛直に揃えています。
メインシステムの構成。プリアンプ → チャンネルデバイダー → パワーアンプ3台 →
◆トゥイータは Exclusive ET-703(写真無し)、JBL2402は現在使っていません。
◇ 6C19P CSPP にて駆動中
◆中音ホーンはタテマツ音工 Hi-α 270 に TAD TD-4001 ドライバー
◇ 5998 CSPP にて駆動 中
◆タテマツ音工製(特注) ALTEC817A 型をコピーしたフロントロードホーンエンクロージャー(樺合板24mmウォールナット仕上げ)
ウーハーユニットは JBL2220A 表裏2発づつの片側4発
(直並列接続by特殊ネットワーク)◇ 8417 CSPP にて駆動中
Last update 25-Jul-2022